昼間 豊さん(館長)、加藤 宏希さん、小嶋 五十鈴さん(高津市民館)
高津区溝口(みぞのくち)の人気スポット!
東急「溝の口駅」・JR「武蔵溝ノ口駅」近くのノクティ2ビル11・12階にある高津市民館。
到着すると目の前にある大きな情報コーナーでは、講座やイベントのチラシを数多く手に取ることができます。
この情報コーナーは高津市民館独自で来館者が情報を見やすいように工夫しているそうです。11階には他に和室や実習室、料理室や視聴覚室、音楽室などがあります。和室では茶道や日本舞踊の練習、実習室では工作や切り絵、手芸などができます。12階には300人が入れる大会議室があり、講演会や、民謡大会、映画や音楽の練習、社交ダンスのサークルなどで利用されているそうです。
また、700人収容できる大ホールがあり、主に音楽の演奏会や、ピアノの発表会が行われています。休日の午後ともなると、抽選倍率が非常に高くなるそうです。
ママ友・パパ友の交流の場
市民館の利用者は女性が多く、子育て世代やシニア世代が多いそうです。子育て世代向けには、0~1歳の第1子を子育て中のお母さんを対象にした「子育て交流広場」や、0~2歳の子どもを持つお母さんが自由に交流・情報交換ができるおしゃべり広場(キューピーランド)などが催されています。母親同士が友達・仲間になれば子育てや妊娠中に関する同じ悩みを持つ人と知り合うことができ、不安や悩みを取り除くことができるのではないでしょうか。
市民館の主催事業の一つである男女共同推進学習では、毎年さまざまなテーマを取り上げており、今年(2010年)は職場や家庭ですぐに活かせるスキルを学ぶことができる「働きMamaの学びCafe」が開催されています。
市民館の主催する講座には、保育付きの場合もあり、子育て世代にも参加しやすい環境が整っています。昼間館長は「立地を活かして自由に集まれる機会を増やしたい」とお話してくださいました。
子育てに父親が参加することも大事だと考えていらっしゃいます。そのために市民館では、父親が関心を持ち、参加できるよう魅力的な講座タイトルをつけられるように工夫されているそうです。
「男性は顔のいいイケメンもいいけど、家事や育児に積極的に参加するイクメンがいいと思う。」と昼間館長はおっしゃっていました。その他にも、多文化交流やシニアに対する事業を展開しています。
団魂の世代を中心に男性の利用者も増えており、これからは社会経験の豊富な男性のシニア層の地域参加などのために、市民館の活用を推進する必要性も感じられていました。様々な世代への生涯学習を推進する高津市民館。雨の日は傘をささなくても駅から行くことができます。ぜひ1度足を運んでみてください。
※このレポートは、当センター発行の広報物(すくらむ21通信Vol.37)から転載したものです。
インタビュアー:相澤 秀昭、栗原 辰弥、田中 優花