こちらの防災冊子は新しいバージョンに改訂し発行しています。
シニアシングル女性のためのサバイバル読本 日頃から備える防災・減災 詳細はこちらから
自宅で被災時を乗り切れるように備えましょう
今、川崎市に大きな災害がやってきた場合、避難者の数は、避難所の数を大きく上回り、避難所はパンクしてしまう可能性もあると言われています。
「いざというときは避難所があるし、備蓄品もあるだろう」と考えていると、被災後の数日間、いや数ヶ月、つらい生活を送ることになりかねません。
また、プライバシー空間が保ちにくい避難所での生活はストレスを感じる方も少なくありません。
このような状況を考えると、自宅が半壊・倒壊している場合や津波などによって住めない場合などを除き、震災後、しばらくは自宅で過ごせるよう、準備しておく必要があります。
そこで、川崎市男女共同参画センター(愛称:すくらむ21)では、シニア女性向けの防災手帖を作成しました。
いざというときのための備えや、被災時の対応、連絡方法、また、女性が自分の身を守るための行動の仕方などを掲載していますので、ぜひご活用ください。
女性の視点で作った防災手帖 シニア版の中身と使い方
冊子の中身は、「必要な防災」「いざというときの対応」「避難生活」「日頃からの心がけ」にわかれています。また、巻末には切り離して持ち歩ける「緊急時に必要な情報」シートがついています。
「必要な防災」
必要な備蓄品や自宅の耐震検査の情報などを掲載しています。チェックして、足りないものを買い足し、ガラス飛散防止対策などを行いましょう。また、防災マップの確認方法なども掲載していますので、避難所や助けになる場所を事前に確認しておくようにしましょう。
「いざというときの対応」
地震が起きたその瞬間、どのように身を守ればよいのか、どのようにして連絡を取ればよいのかなどを掲載しています。自宅、外出先など、どこで被災するかわかりません。それぞれ対応が変わりますので、まずは熟読し、いざというときの対応をイメージしてみましょう。
「避難生活」
自宅が無事の場合は、できるだけ自宅にて生活を続けます。その際に必要なのが、健康管理や防犯対策です。このページでは、避難生活を送る上で必要な健康管理、防犯対策などについても触れています。また、非常用トイレの作り方なども掲載していますので、参考にして準備しておきましょう。
「日頃からの心がけ」
いざというとき、地域との連携はとても大切です。日頃から地域とつながるための情報を掲載しています。川崎市男女共同参画センター(すくらむ21)でも、非常用トイレの作り方や防災に関するイベントなどを今後も予定しておりますので、定期的にチェックしてみてください。
「緊急時に必要な情報」
巻末には切り取り線のついた、情報シートが掲載されています。緊急時に必要な情報の控えや、個人情報カード、持病やアレルギーなどの身体情報、家族の写真を貼る場所や、家族の連絡先などを書き込む欄を設けています。書き込んで、持ち歩くようにしましょう。