ママが長女を妊娠したのをきっかけに、我が家の食事係をはじめました。つわりのひどかったママの負担が少しでも減ればと思ってはじめたものですが、無事長女が生まれその後次女も誕生し、ふと気が付くともう8年ほどに。我が家ではすっかり「パパがご飯係」がスタンダードになっています。
我が家はパパもママも昼間は仕事。こどもたちは保育園でお昼を食べるので、パパは朝食と夕食を作ります。平日は少し早く起きて夕食の準備からはじめて温めれば食べられるようにし、朝食はトーストやシリアル、おにぎりやホットケーキらへんをローテーション。栄養のバランスは保育園でとってもらいます。給食万歳!
つわりと産褥期が終わってもそのままパパが食事作りを続けたのには訳があります。我が家の場合、通勤距離の関係で帰宅時間がママの方が早く、夕食時間はママのワンオペになってしまうのです。そうすると、お迎えしたあと食事をつくり食べさせるという一連の動きをママは帰宅後大急ぎでやらねばなりません。加えてそれでこどもが食べなかったり、進みが遅かったりした日にはママのストレスたるや想像を絶します。「せっかく作ったのに」は同じでも「大変な思いしてまで」というのがあるのとないのじゃ、諦めやすさが違いますよね。せめてそこだけでも取り去れると大きいなと思ったわけです。
と、始めたことですが、役得もありました。長女が保育園の遠足でお弁当が必要だということになりました。輪をかけて早起きか、とクラクラするわけです。長女は食が細いのでもりもりにすると食べきるのに時間がかかり、みんなと遊ぶ時間が短くなるかもしれません。全体の量はこのくらいがいい、とか、一口がこのサイズなら食べやすいはず、とか好き嫌い以外にも思いついた制約を加味しながらお弁当を完成させます。その夜、ドキドキしながら帰宅すると…。ピッカリンのお弁当箱と、「みんなでまつぼっくり拾ったの」の成果報告!
正直、冬の寒い時期などもっと寝ていたいなと思う時もあります。でも、毎日続けていると良くも悪くも家族の身体をつくっているんだという自負が生まれます。風邪をひかず健康でいてくれることがうれしくなります。それだけでもやりがいですが、さらに微力ながらたまにこうしてこどもの思い出作りに一役買えていると思えるなら、最高なわけです。
とか思っていたら長女が小学校にあがり、夏休みを迎え、学童で連日お弁当という洗礼を受けました。試練は続くようです。