池畠 本枝さん(川崎市子ども夢パーク)
川崎市子どもの権利に関する条例に記されている7つの
「人間としての大切な子どもの権利」(※)を形にした場所が、川崎市子ども夢パークです。
子どもたちは自ら考えながら、自由に遊ぶことができる場所で、できるだけ「禁止」の看板をもたない遊び場づくりを目ざしています。
普段はなかなかできない火おこし体験、水を使った遊び、工具を使う作業などもできます。プレーパークの手づくり遊具や壁には、子どもたちがペンキで描いた絵もいっぱいありました。ウォータースライダーをはじめ、色々な遊具があり、それらはすべて手作りとのことです。
また、園内には「フリースペースえん」もあり、学校に居場所を見つけられない子どもたちの学校外での育ちと学びの場になっています。(登録制)
取材日に来園していた利用者の方は、「子どもを自由に遊ばせることができ、安心して利用できる」とおっしゃっていました。平日には乳幼児を連れた方が多いようですが、休日には家族連れも多く見られるようです。
私たちも実際に遊んでみると、子どもに戻ったようで楽しめました(笑)。最近は外で遊べる場所が減り、家から出ない子供も多くなってきていると言われます。そんな中、人や自然に触れ、誰とでも自由に遊ぶことができる子ども夢パークはとても貴重な場所ではないでしょうか。
みなさんもぜひ動きやすい服装で川崎市子ども夢パークにお出かけください!
(※)「人間としての大切な子どもの権利」
- 安心して生きる権利
- ありのままの自分でいる権利
- 自分を守り、守られる権利
- 自分を豊かにし、力づけられる権利
- 自分で決める権利
- 参加する権利
- 個別の必要に応じて支援を受ける権利
※このレポートは、当センターが発行している広報誌(すくらむ21通信Vol.37)から転載したものです。
インタビュアー:宇都宮 弦一郎、佐々木 芽衣、鈴木 博之