huamoa
天野 知津子氏
起業までの道のり
子育て中に感じた昔ながらの紐式おんぶ紐の不便さと、外出時の荷物の軽減を何とか解消できないかと合理的なアイテムを求めて色々なお店を探しましたが、なかなか気に入ったものがありませんでした。そこで自ら作り、使いながら商品開発しました。 自分のアイディアと似たようなアイディアがあるかどうか調べ始めたのが特許を取得するきっかけでした。 特許を取得し商品化したものの、どうしたら世の中にお披露目できるかが第一関門でした。子育て真っ只中でしたので、お店を構える時間もなく、金銭面での不安もありましたので、ネットショップという選択をしました。 当時の私はすくらむ21で開催の起業関連セミナーの存在を知らなかったので、ネットショップの運営に詳しい先輩の方々に訊きながら立ち上げました。 そんなある日のこと、近所の子育てサロンに行くとすくらむ21まつり内での女性起業家ミニ見本市の出店募集案内があったのですぐに申し込みをし、選考の結果、出店させて頂けることになりました。そしてこの出店を機に本格的に活動するようになりました。
創業して大変だったこと
仕入れや受発注の対応、経理に至るまですべて自分で進めていくということが、慣れるまで大変でした。また、開発した商品が商売につながるかどうかという不安と、商品の周知をどうしたらいいかと日々考えていました。
起業して良かったこと
同じように育児アイテムを探している方のお役に少しでも立てているという事でしょうかネ。お客様からお便りを頂くと、私も元気になります!!
仕事をするうえで大切にしていること
子育てとの両立を常に大切にしています。仕事に夢中になりすぎて、子供との時間が少なくならないように時間配分に気を付けています。
市のサービスについて
当時、県立川崎図書館で知的財産権の活用といったビジネス支援講座や、弁理士の先生にアドバイスを受けることができる時間が設けられていました。各県に特許情報活用支援アドバイザーの方が派遣されているようで、県下の派遣先4カ所のひとつに、県立川崎図書館が含まれていました。 私の考案したものはベビーが対象でもあるので、使用する素材や資材を検査するために必要な情報を厚木にある産業技術センターを訪ねたことでその存在を知り、起業前に弁理士の先生から発明のアドバイスを頂きました。 起業にあたっては市のサービスを特に受けませんでしたが、川崎市男女共同参画センターのすくらむ21まつりに出店させて頂きました。弊社はネットショップが主のため、実店舗を持っておりません。そのため、販売促進や商品を周知するうえで子育てほっとサロンを開催されているすくらむ21での出店は有効な販売ツールでした。
これから起業される方へのメッセージ
まずはやりたい事をやってみる事が一番だと思います。わたしは、「まず実行そして努力。」を念頭に置いて行動しています。すぐに結果は出ないことがほとんどですが、努力は嘘をつかないので、頑張ってください! そして市のサービスをどんどん活用されることをお勧めします。 私の場合は、一人では不安だったことも、色々な方のアドバイスを受けることでだんだんと答えが見えてくることもありました。
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