平成27年度女性相談員向け公開研修(第1回)生活困窮者自立支援法と母子家庭支援
(第3回ひとり親家族支援勉強会)
【日時】平成27年5月28日(木) 10:00~12:30
【場所】すくらむ21 2階 第1,2研修室
【参加者】32名
【講師】鈴木晶子氏(インクルージョンネットよこはま理事、臨床心理士)
今年度より施行されている「生活困窮者自立支援法」について女性相談員向けの公開研修。すくらむ21と、ひとり親家族支援勉強会との共催で実施しました。
この研修では、生活保護に至る前の段階の第二のセーフティーネットとして位置づけられた制度の概要を把握し、その上で、「母子家庭」に焦点を当てた内容となりました。
前半、鈴木氏の講義では、生活困窮者自立支援制度概略と支援プロセスイメージについて、また、生活に困っているお母さんの事例に沿って、気持ちに寄り添った支援の重要性が述べられました。現状では、自治体間格差が生じており、制度運用上の課題についての説明もありました。質疑応答では、「DVなど複合的な問題を抱える相談者に対してどのように対応すればよいか」との問いに、「基本は、それぞれの窓口がしっかり対応する必要があり、足りない部分を補うのがこの制度」とのお話がありました。
後半、グループ討論の時間を設け、簡単な自己紹介や講義を受けた感想、それぞれの立場から考える制度の課題について話題が及び、グループごとの内容を全体でも共有し、理解を深めました。
今回の勉強会には、市内外からたくさんの方にご参加いただきました。実際に相談業務に携われている方々も多く、制度への期待が伺えました。
《参加者の声》
・制度の概要から事例、課題まで網羅されていて大変勉強になりました。
・新しい制度について、実際に支援の現場にいらっしゃる方からのお話をきけて、大変勉強になりました。