令和元年度のインターンシップは、11日間の日程で開催しました。
平成18年度より実施しているインターンシップも今年で、14年目。
今年は、13名の参加がありました。社会教育実習の学生も含めると、合計15名となった日もありました。
このレポートは参加した学生がつづっているものです。
日時 | 2019(令和元年)年8月29日(木)11:30~19:30 |
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会場 | すくらむ21 第1・2研修室 |
参加者 | 女性10名、男性5名 |
講師 | 山上千恵子さん |
【内容】
「潮風の村から~ある女性医師の軌跡~」上映会
2013年に制作され、あいち国際女性映画祭やアルメニア女性映画祭などで上映された作品です。上映会では、北山さんを取材し、この作品にまとめた山上千恵子さんをお呼びして鑑賞後、スペシャルトークを実施しました。この貴重なドキュメンタリーは、86歳の今も現役医師である北山郁子さんの人生を取り上げたものです。1949 年、北山郁子さんは、夫とともに地域医療をやるため渥美半島田原町にやってきました。最初は農村社会に受け入れられず孤独と無力感にさいなまれましたが、「自分を生かせる仕事がほしい」と、産婦人科医の資格を取りました。村の女たちが、もの言えぬ暮らしの中で、妊娠、中絶で体も心も痛めていることを知り、女性たちの体と心に向き合う活動だけでなく、火力発電所の健康被害に対する住民運動も始めます。
【感想】
・潮風の村からの内容そのものから学ぶことも沢山ありましたが、それに加え、山上監督の映画作成秘話から改めて深く考えさせられることがあり、自分の人生を誰からも抑圧されることなく生きていける社会をこれからも作っていかなければいけないなと感じました。若い世代も北山先生のように学び続ける姿勢を忘れずに生活していきたいと思います。
・潮風の村を見て、北山さんが逆境の中でたくましく生きていく姿をみて、女性として尊敬する気持ちになりました。また、そのように生きてきた理由として、山下さんの「自分以外にこのような思いをして欲しくなかったからではないか」という意見にとても感動しました。マジョリティーの中でマイノリティーが生きていくのは大変ですが、その中でも自分の信念や思いを貫くのが大切なのだと気づかされ、私もそのように生きていきたいと感じました。