「避難所運営・避難生活について知る・考える~能登半島地震の開設支援・運営支援に携わった経験から~」
実施日 | 2024年9月30日㊊ |
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体験 | 避難所開設訓練(※時間の都合で行えず)/トイレ対策実験のみ |
講師 | 小山内世喜子さん(一般社団法人「男女共同参画地域みらいねっと」代表理事) |
場所 | すくらむ21 第1・2研修室 |
参加者の様子
今回から参加する方が数名加わって、防災活動に関心のある21名が参加しました。講師がオンラインからの講義、参加者は会場から参加しました。
講師の小山内さんからは、能登半島地震の支援の様子や、9月の能登半島豪雨被害の支援についても、写真や被災者から伺ったお話などを伺いました。
災害関連死をなくすためにどうすればいいのか、トイレ問題など避難所の環境改善についてどう働きかけたのか、活動中の写真も交えてお話がありました。また、ジェンダーの視点から被災地で見えてきた課題についてもお話いただきました。トイレやお風呂の課題、生理用品や下着のことなど、男性支援者には言えなかったことについて、参加者もうなずきながら話を聞いていました。
災害時には、平常時のジェンダー課題が強化されてでてくることから、平時の取り組みが大切とおっしゃっていました。女性のリーダーがいる避難所のロールモデルの紹介もあり、参加者からも「とても参考になった」との声がありました。
後半はトイレ対策実験として、災害用トイレの凝固剤を使った実験をしました。備蓄で災害用トイレを持っている方も、自分で試したことがなかった方がほとんどでした。実際に使ってみることで、何回分使えるのか体感してみてわかったと好評でした。
トイレ実験は年代に関わらずできてるので、地域活動でやってみるのにおすすめのメニューでした。
参加者の感想
- 実体験にもとづくお話がわかりやすく、役に立ちました。
- 被災地での様子がよくわかりました。都市部の避難所では、平時のつながりが薄い分、問題も多くあるように思いました。
- 初めて聞く話がたくさんありました。とても身近なことに感じられてよかったです。
- 災害時の対応について勉強になりました。いざという時の参考にしたいと思います。
- 凝固剤を使ったトイレの実験が初めてだったので、とても参考になりました。