このページでは、親子で一緒にたのしめる絵本を紹介しています。
子どもには未来があります。未来の社会を作っていくのは子どもたちです。どんな未来を作っていくのか、それは子どもたちが学び考え、多くの人とかかわりながら見つけていくことです。子どもは一人ひとり、どんな大人になりたいのか、どんな仕事に就きたいのか、どのように生きるのかを選択する自由と責任があります。そのためには、様々な事を学ばなければなりません。日本では子どもが学ぶこと、教育を受けることは権利です。 「すべての女の子には教育を受ける権利がある。」しかし、世界ではいまだに女児に対する教育が特に遅れている現状があり、一説には全世界あわせて6,500万人もの女の子が初等教育も中等教育も受けていないと言われています。「すべての子どものすばらしい未来のためには学校と教育が必要です。」これらは銃弾に倒れながらも平和と教育を求めて活動を続けているマララ・ユスフザイさんの言葉です。
2013年7月12日、16歳の誕生日に国連ユース集会で行ったスピーチの一節です。この日は「マララ・デー」となりました。 写真集『マララさん こんにちは~世界でいちばん勇敢な少女へ』と絵本『マララとイクバル~パキスタンのゆうかんな子どもたち』は子どもたちへの教育がいかに大切であり、必要とされているのかを身をもって伝え、訴えかけてきます。子どもたちの勇気が世の中を変えようとしています。絵本は表裏なく、どちらからでも読める面白い構成になっています。写真集の子どもたちの表情には意思を感じます。お奨めの2冊です。 この2冊の本は、すくらむ21の1階第1交流室キッズコーナーで皆様をお待ちしています!
※紹介文は、ブックインフォメーション2016年6月号より抜粋しています。