『主婦である私がマルクスの「資本論」を読んだら』
発行日:2023年2月
著者:チョンアウン 訳:生田 美保
出版社:DU BOOKS
発行日:2023年2月
著者:チョンアウン 訳:生田 美保
出版社:DU BOOKS
「主婦」は女性の生き方の選択肢?自分で選んだのか、それとも資本主義のレールに載せられたのか。
会社を辞めて主婦になった著者が、15冊の古典とエッセイを読み解きながら、家庭内での労働について学び、考える過程をつぶさに追うことができます。
家事や育児は生命を支えていくためのもの。にもかかわらず、毎日の働きが労働とは見なされない主婦の生きづらさ。そして、傷つけられながらも励まされる書籍との出会い。外の世界から隔絶された家庭という「主婦の暮らす離れ島」を出発点に、家事や育児といった無償労働の奥にある社会の歴史と仕組みを紐解く面白さ。
これまでの社会のあり方に限界を感じている人が増えている現在だからこそ、これから「境界線を越えた先」でどう生きるかのヒントがちりばめられています。生きづらさを抱える人に届けたい1冊です。